四旬節第2主日C 創世記15・5-12,17-18 フィリピ3・17-4・1 ルカ9・28b-36 22-3-13
今こそ立ち上がりなさい。出て行く。自然と出会う。人と出会う。自然に触れる。出会う人と語り合う。自然とつながり合った時、自然の偉大さが分かります。人とつながり合った時、一緒に生きているんだなと感じ、思うのです。
アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。
ウルの汚いところ、見たくないところが見える。ウルから離れて、目の前に広がる世界を見なさい。
この土地に住む、この土地に生きる。何によってそれを知ることが出来ますか。
アブラムは主に言われる通り、儀式を行うのです。
日が沈み、暗闇に覆われたころ、突然、煙を吐く炉と燃える松明が二つに裂かれた動物の間を通り過ぎた。その日、主はアブラムと契約を結んだ。
アブラムの出発です。何に向かって、歩くのですか。主を信じた。自分の知識によって歩くのではない。主のみ言葉によって歩く。アブラムの道は、これから、主の思う道を歩きます。アブラムによって主の思いが現されます。
ペトロが答える。「あなたは神のメシアです。」
イエスは言われる。「これから起きる神様の出来事をすべて受け取り、すべてを心にとめなさい。『人の子は必ず大きな苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。』」そして言われる。「わたしについてきたい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」
この言葉を語り終えて、8日ほど経った。8日とは新しい出発の日です。イエスは祈るためにペトロ、ヤコブ、ヨハネを連れて、山に登られた。祈っておられるイエスの顔の様子が変り、服は真っ白に輝いた。すると、イエスはモーセとエリヤと語り合っている。イエスのエルサレムでの最後、出発を語り合っている。ペトロ、ヤコブ、ヨハネは不思議な世界にいる。眠くなってきた。ペトロが言った。「先生、わらしたちがここにいることは素晴らしい事です。ここに3つに仮の庵を建てましょう。」
ペトロはいつもイエスと共に歩いている。目の前に起きる出来事は全てイエスと共にある。
ペトロがイエスに出会った時、イエスは言われました。「あなたを人をとる漁師にしよう。」
ペトロは毎日新しい出来事を経験します。
①山上で、イエスのパンを食べた。体を作るためのパンではない。心を養うパンを食べた。
そんなこと考えたことがなかった。体を清くするパンを食べる。
②イエスの姿に神様を見た。「あなたは神のメシアです。」
イエスと一緒の生活している。イエスを見ている。イエスを感じている。
しかし、イエス様、あなたの生活はわたしたちを超えている。
③人をとる漁師になるはずが、十字架を背負って歩くのです。
十字架にかかるイエスの道を歩むのです。
アブラムは主から呼びかけられた。あなたを祝福の源としよう。
ウルから出発しなさい。今までを捨てなさい。知識、経験を捨てわたしの全くの道具となりなさい。神様の出来事をすべて信じます。善い事、悪い事すべては神様の出来事。神様の出来事に入って行きます。自分を捨てたのです。自分を捨てた時、新しい自分が生まれた。
アブラムは99歳で名前を捨てます。アブラムよ、名をアブラハムにしなさいすべての民の祝福の源となりなさい。あなたとの間に永遠の契約を立てる。
アブラハムは神様のものになる。
一つ一つ与え続けて行くのです。アブラハムの姿を見続けて行きます。
ペトロの姿を見続けて行きます。倣う者となります。