キリストの聖体C 創世記14・18-20 Ⅰコリント11・23-26 ルカ9・11b-17 22-6-19
領主ヘロデに不思議な出来事の話が入って来る。「耳に入って来るこんな噂の主(ぬし)イエスとは一体何者だろう。」 例えば、会堂長の死んでいた娘死んでしまった。しかし、イエスによって死んでいた娘が生き返りました。また、イエスの弟子たちは人々に神の国を宣べ伝えています。この世の命を超える新しい「いのち」を告げ知らせています。
イエスの回りにおおぜいの群衆が集まっている。イエスは神の国を語り、治療が必要な人たちを癒しておられた。夕方になった。「皆を解散させてください。それぞれが食べ物を見つけ、宿をとるでしょう。」イエスは言われる。「あなたがたが食べ物を与えなさい。」「パン5つと魚2匹を持って来てくれた少年がいます。わたしたちにはこれだけしかありません。」そこに集まっている人々は男5千人程であった。イエスは言われる。「50人程組にして座らせなさい。」イエスは5つのパンと2匹の魚を取り、天を仰いで、それらのために賛美の祈りを唱え、裂いて、弟子たちに渡し、群衆に配らせた。群衆は満腹した。!!!!!
そして、群衆は解散した。イエスは一人で祈っておられた。イエスは弟子たちに聞く。
「群衆はわたしの事を何者だと言っているのか。」「神様の預言者だと言っています。」「それでは、あなたがたはわたしを何者だというのか。」ペトロが答えた。「神様からのメシアです。」
噂を聞いているヘロデはイエスという名の者は何者か分からない。人の話ではその人が分からない。イエスとは何者ですか。イエスは神様ですか。どんな神様ですか。キリスト教はどんな宗教ですか。話を聞いただけでは分からない。その人とつながっていますか。その人の言葉が心に入って来ますか。その人の心に触れたことがありますか。
群衆はイエスのパンで満腹したと言いました。まず、心が満腹したのだと思うのです。
今日、キリストの聖体を祝い、感謝し、賛美します。ご聖体は神様から与えられ、今も、与え続けられている命の恵みです。イエス様、ご聖体とは何ですか。
天の父はわたしをこの世に遣わされました。人とつながりなさい。肉となったわたしは、人とそのまま、人の弱さをそのまま受け取ったのです。生きる苦しさを知りました。悲しみを知りました。喜びを知りました。個人の大切さ、仲間の大切さを知りました。
そして一番大切なことは「つながり」だという事をしみじみ知ったのです。
神様とのつながり。自然とのつながり。人とのつながりです。
わたしの生涯は人とのつながりです。愛のつながりです。心をかけた、体をかけたつながりです。命のつながりです。わたしの愛をあなたに知ってもらいたい。わたしを食べてください。聖体はわたしの体です。わたしのすべての思い、行いです。
わたしはあなたの中に入ります。あなたの中で生きます。
わたしはあなたと命のうちに、ご聖体によって、つながっています。