年間第25主日C アモス84-7 テモテ21-8 ルカ16・1-13  22--18

  アモスの厳しい預言を読みました。

神儲けのうまい者たちよ、お前たちは弱い者を踏みつけている。地に働く貧しい者を押さえつけている。新月祭よ、早く終わってくれ。安息日よ、早く去ってくれ。金を儲けたい。ごまかしても得をしたい。主は言われる。わたしはこの者たちの行いを決して忘れない。

 

アモスの預言を読んで、金の事しか考えないルカの福音書の管理者を思い起こしました。この管理人は主人の財産を無駄遣いしている。主人は言います。「お前の悪い噂を聞いている。お前に管理の仕事を任せておくわけにはいかない。」 「どうしよう。わたしに仕事がなくなってしまう。土を掘る力もないし、物乞いするのも恥ずかしい。そうだ。わたしが仕事を辞めさせられても、自分を家に向かてくれる人を作ればいいのだ。」管理人は主人に

借りのある人を一人一人呼んで証文を書き直すことにしたのです。これだけの借りがあるのですか。これを半分にしてあげましょう。別な人に、あなたの借りを2割負けましょ

ている。借りのある人たちは喜んだ。この方はわたしたちの味方だ。わたしたちの苦労を良く知っている。ありがとう。ありがとう。

 

主人はこの不正な管理人の抜け目ないやり方を誉めた。この管理人は自分の仲間の心のうちを良く知っている。あなたがたに言っておく。不正にまみれた富で友だちを作りなさい。

 

どんな方法であろうとも、不正な富であろうとも、友だちを作りなさい。友だちとは利用するための仲間ですか。いや、友となるとは、その人の心とつながることです。不正にまみれた富:今あなたが働いているところで得た収入で友を作るのです。

 

不正な管理人は、自分の思う通りの、楽しい生活をしていた。自分の欲求を満たす生活をしていた。自分の世界を楽しんでいた。自分を邪魔する者がいない。しかし、自分を戒める者が出てきた。主人は言うのです。お前は人の金で贅沢している。我儘している。遊び歩いている。お前は自分を何者だと思っているのか。管理人はそう言われても誰にも相談できない。相談できるような人を作っていない。必要としなかった。自分が裸にされた。

管理人は自分が裸であることを知ったのです。

あなたは何のために生きているのですか。あなたに心の家はありますか。本当に大切なものに向かって歩みなさい。あなたと心のむすび合った友と歩みなさい。

まことの富のために働く。まことの富に忠実でありなさい。一つ一つの出来事に忠実に歩む。 わたしたちは神と富とに仕える事は出来ない。どちらかである。

祈りながら、心静かに、感謝しながら歩いて行きたいと思います。